クモは害虫?それとも益虫?
クモは害虫?それとも益虫?
まず最初に言っておきますが、クモは昆虫ではありません。そもそも昆虫とは足の数が違います。クモは昆虫類とは別の分類のクモ類になります。
そのうえで虫ではないにもかかわらず、クモは害虫なのか益虫なのかという話題に入ります。答えは、ご存じの方も多いと思いますが、益虫になります。
益虫とは、何らかの形で人間の生活に有益となる昆虫など小動物をいいます。益虫の反対語は害虫です。害虫の代表例は農作物の実や歯を食い荒らす虫です。殺虫剤や農薬を用いて駆除します。
クモにもいろいろな種類がおり、中には糸を張らず地面を行くクモもいます。糸を張るクモの代表はジョロウグモ(女郎蜘蛛)です。
クモの見た目が苦手という人も多いと思います。国によってはセアカゴケグモのような毒グモもいますが、大多数のクモは人間にとって無害でかつ益虫。家の中の小さな害虫を捕まえて食べてくれる功労者です。
家の中の害虫というと、ゴキブリ・ダニ・ハエ等です。これらを捕食してくれるクモは益虫ということです。
もっとも、この益虫・害虫というのは「人間にとっての都合」にすぎません。人間にとってゴキブリ・ダニ・ハエが困った生き物のため、これらを捕食してくれるので益虫扱いになります。