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ライチョウの英名はサンダーバードではない!

 
 

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ライチョウの英名はサンダーバードではない! 

 
日本ではライチョウの英名は「サンダーバード」と思っている人が多いと思います。
 
サンダーバードといえば、関西と北陸を結ぶ特急列車の名前。もともとは特急列車「雷鳥」というネーミングで運行されていましたが、ダイヤ改正により以後「サンダーバード」というネーミングに変更されました。
「カミナリ」の鳥で「サンダーバード」です。
 
今や全国区となったチョコレート菓子の「ブラックサンダー」のパッケージもよくみると、カミナリのイラストが描かれています。
 
しかし、鳥のライチョウの英名はサンダーバードではありません。これは「雷鳥」をそのまま直訳した和製英語です。
サンダーバードを運行している電鉄会社がつけた和製英語ということになります。ですから、当然のことながら海外では通じません。
 
一般的に英名では、ライチョウ類をグラウス(Grouse)といいますが、冬に体色を白く変化させるライチョウ属3種はターミガン(Ptarmigan)と呼ばれています。
 
野生のライチョウ(雷鳥)を見たい場合、遭遇できる可能性が高いのは立山黒部アルペンルートです。
この立山黒部アルペンルートで室堂ターミナル駅で降りると徒歩で「みくりが池」に行くことができます。
 
このみくりが池の周辺に生えたハイマツの中に雷鳥が潜んでいることがあります。
気をつけたいのは季節。5月のゴールデンウイークを過ぎても普通に雪が残っていますので、ライチョウに会える季節はかなり限定的です。
 

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