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おにぎりの具や回転すしのサケは何鮭?

 
 

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おにぎりの具や回転すしのサケは何鮭?
 

 

おにぎりの具や回転すしのサケは何鮭? 

 
朝食の定番である塩鮭のほか、サケはコンビニの定番の具になっていたり、回転ずしでもサーモンが大人気です。
でも一口のサケやサーモンといっても種類がいくつかあります。
 
日本で食用として流通しているサケの種類は主に次の5つです。①シロザケ(秋鮭、トキシラズ、秋味含む)、②銀鮭、③紅鮭、④アトランティックサーモン、⑤トラウトサーモン。
 
日本の鮭というと、身が赤いですから紅鮭が一般的かとみなさんは思っているのはないでしょうか。
しかし、日本で元来、サケといえば①シロザケになります。秋になると北海道などで遡上してきます。なんと赤ではなく、白なのです。
 
②銀鮭は北米(アラスカ)やロシアで漁獲され輸入されています。また国内外で養殖も盛んです。
 
③紅鮭はその赤い身のイメージにぴったりですが、実は日本での水揚げはなくロシアやアラスカから輸入されています。この①~③は切り身となり、スーパーで売られています。おにぎりの具やコンビニ弁当にも入っている鮭も輸入ものです。
 
④アトランティックサーモンは大西洋で獲れるサーモンです。脂身が多く、回転ずしや居酒屋の刺身盛り合わせの定番になっています。
 
⑤トラウトサーモンは要するに鱒(マス)のこと。鱒とは「サクラマス」「カラフトマス」「ニジマス」などの複数の種類の総称です。淡水魚でして、アメリカなどではスモークサーモンとして人気が高いです。
最近は弁当に入っているサーモンが実はニジマスであることも多いようです。
 
もともと日本で獲れていたシロサケはどこで食べられるのでしょうか。
鮭というと、やはり北海道です。北海道に旅行して魚市場などに行くと、かなりいい値段で鮭が売られています。それはシロサケの可能性が高いです。
 
また、新潟県村上市で昔から作られてきた塩引き鮭もシロサケです。日本海の冷たい寒風にさらして仕上げる手間暇のかかった最高級品です。
 
ご存じのとおり、サケはオスのほうがおいしいといわれています。
メスの鮭は栄養が卵であるイクラのほうに行ってしまい、脂が乗っていないためです。
 

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